妊娠中はさまざまな不快症状、いわゆるマイナートラブルに悩まされるものですよね。
その中のいくつかは、食事に気をつけることで症状が和らぐことがあります。
少しでも快適なマタニティライフを送るために、参考にしてくださいね。
妊娠中に大量に分泌されるホルモンの影響で、排便反射が鈍ってしまうこと、お腹に力を入れにくいことから、便秘に悩まされる妊婦さんがとても多いです。
そんなときにおすすめしたいのが野菜やきのこ類、芋類、果物など、食物繊維を多く含むもの。食物繊維は便の材料になったり、便のかさをふやして、腸の蠕動運動を促進してくれますよ。
また、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を改善してくれる乳酸菌もおすすめ。納豆やヨーグルトなどの発酵食品をとりいれましょう。
つわりがおきやすい妊娠初期は、まだ赤ちゃんの栄養を気にしなくても大丈夫。
食べたいものを食べられるときに食べましょう。
空腹時に気持ちが悪くなることが多いので、すぐにつまめるものを用意しておくとよいですね。水分が多く、喉ごしのよいものも食べやすくておすすめです。
体力が落ちがちな妊娠中、風邪などの感染症を予防するには、免疫力をアッ プさせる栄養素を食事にとりいれましょう。
例えば、ウイルスを迎え撃つ免疫活動の主力である白血球の働きをサポートするビタミンC。ビタミンCは水に溶け、体内にためておけないので、3食でまんべんなくとりましょう。
ビタミンCは鉄の吸収を助けるはたらきもあるので、貧血の対策にもひと役買ってくれますよ。
お腹が大きくなってくると、胃が圧迫されるため、胃がもたれたり、げっぷがでたりということが多くなります。
消化のよいものを、何回かに小分けにして食べるとよいでしょう。ただし、1日トータルでみたときに、食べすぎないように注意して。
足がつる、いわゆるこむらがえりを予防するには、冷えを予防し、筋肉をリラックスさせましょう。
また、筋肉をスムーズに収縮させるはたらきをもつ、カルシウムをとるのもよいですね。
血行が悪くなると、冷えだけでなく肩こりや頭痛を招いたりすることもあります。
ナッツ類や植物油に含まれるビタミンEは、血液の流れをよくするはたらきがあります。
野菜や果物、芋類に含まれるカリウムは、体内のナトリウムを排泄し、血圧を正常に保つはたらきがあります。
塩分を控えつつ、カリウムの多い食品をとりいれましょう。
カリウムは調理によって失われるので、生野菜や果物などで補うとよいですね。















