出題者のご紹介
出題者のお名前
ソルトコーディネーター 青山志穂 さん
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東京都出身。大手食品メーカーに勤務後、沖縄県に移住し塩の専門店で社内資格制度の設立や人材教育・商品開発を担当。2012年に日本ソルトコーディネーター協会を発足し独立。 |
<著書>
■「琉球塩手帖」(ボーダーインク)
<ホームページ>
■(社)日本ソルトコーディネーター協会のHP
■ソルトコーディネーター 青山志穂のブログ
つくった検定
つくったレシピ

★料理をする上で大切にしていること
私は塩の専門家なので、料理をする時にはできるかぎり塩とオイル、そしていくつかのハーブだけを使うようにしています。それでおいしい料理になるの??と不思議に思われるかもしれませんが、塩を知って上手に使い分けられるようになると、ちゃんとしたお料理になるんです。
その日使う食材の声に耳を傾け、その食材の長所がぐっと引き立つように、相性のよい塩を選んで、最適な調理法で調理をします。そうすると、塩とオイルだけで、本当に美味しい、そして余分なものが一切ない、身体に優しい料理ができあがります。塩の選び方で、まるでソースがかかったような味に仕上げることができたりもするんですよ。調理法もシンプルなので、かなりの時短レシピでもありますね。

★今回、「調理力で健康!プロジェクト」に参加して思うこと
塩の専売制度が終わり完全自由化になってまだ10年足らず。今でこそ国産・輸入の様々な塩が流通するようになりましたが、ナトリウム純度99%以上の「食卓塩」を長く使ってきた日本では、いまだに「塩=食卓塩」であり、「塩=健康の大敵」という考え方が一般的。実はそこにはたくさんの誤解があるのですが、それはほとんど語られることがなく、あまり知られていません。
「調理力で健康!プロジェクト」を知った時には、ここだったら、料理という親しみやすい切り口から、わかりやすく塩に対する誤解を解くことができるのでは!?と、ワクワクした気持ちになりました。ぜひ、このサイトを通じて、塩のことをもっと知っていただきたいと思っています。

★ソルトコーディネーターというお仕事のこと
「ソルトコーディネーター」と聞いた時に、「なにをする人なの?」と思われる方がほとんどだと思います。「ソルトコーディネーター」は、一言でいえば塩の生産者と食卓の橋渡し役。生産者を知り、日本全国に流通する2000種類以上の塩に精通し、その役割・味覚をしっかりと把握し、消費者のニーズに合わせて提案・提供します。また、講座や料理教室などで塩の正しい知識を伝えていきます。同時に、生産者を支援することで、日本の塩文化の発展に貢献していきます。
養成講座は2012年から2回開催。2014年1月現在、34名のJrソルトコーディネーターがいます。料理の先生、管理栄養士、料理人、農家、食品メーカーなど、職業は様々。ぜひあなたも塩仲間になりませんか?詳しくは協会ホームページをご覧ください。


